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American Journal of Ophthalmology

2006
142巻

AMDのリスクファクター

American Journal of Ophthalmology 142巻(3号)2006

Risk factors for five-year incident age-related macular degeneration : the Reykjavik eye study.
Arnarsson A et al(Iceland)
Amer J Ophthalmol 142(3): 419-28, 2006
・50歳以上でランダムに抽出した1045人の内、死亡が83名で、5年間追跡調査できた846名についてAMDのリスクファクターにつき調査した。
・ドルーゼン、網膜色素異常、AMDにつき眼底写真で検討。
・アルコール摂取はドルーゼンのリスクを減らす。
・結婚者は離婚者あるいは未亡人よりも軟性ドルーゼンのリスクを減らす。
・独身でいることは離婚者あるいは結婚者よりも脱色素のリスクを減らす。
・繊維分の多い野菜や肉類を1週間に1回以下の摂取の場合は軟性ドルーゼンを発症するリスクファクターであるが、色素異常に対してはリスクを減らす。
・年間20箱以上の喫煙は生存率が減少していた(OR=0.46 95%CI=0.27-0.80 p=0.006)。
・ドルーゼンと色素異常のリスクファクターは異なっており、また、喫煙がAMDを発症させる効果は生存率の減少によりマスクされていた

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