Central corneal thickness: congenital cataracts and aphakia.
Muir KW et al(NC USA)
Amer J Ophthalmol 144(4): 502-6, 2007
・小児223人369眼(13日目から17歳:平均8±4歳)のCCTを測定した。
・緑内障、前眼部異常、眼圧30mmHg以上は除外し、小児白内障、偽水晶体眼、無水晶体眼のCCTを検討。
・白内障眼のCCTは574±54(n=46)で、正常者の552±38(n=230)より有意に厚かった(p=0.001)。
・白内障群から無虹彩眼、Down症候群、 マ ル フ ァ ン症候群、緑内障既手術眼を除くとCCT=564±34(n=36)となり、有意差はなくなった(p=0.07)。
・偽水晶体眼のCCT=598±56で、正常者より有意に厚く(p<0.001)、白内障眼とは優位差がなかった(p=0.06)。
・無水晶体眼のCCT=642±88で、正常者(p<0.001)、白内障眼(p<0.001)、偽水晶体眼(p=0.003)より有意に厚かった。
・白内障眼と他眼の正常眼とのCCTには強い正の相関があった(r2=0.7)。
・また、無水晶体眼では手術後の期間とCCTの間には正の相関があった(r2=0.6)