Photoreceptor damage and foveal sensitivity in surgically closed macular holes:An adaptive optics scanning laser ophthalmoscopy study.
Ooto S et al(京都大)
Amer J Ophthalmol 154(1): 174-86, 2012
・Adaptive Optics SLO(AO-SLO)とOCTを用いて、黄斑円孔手術閉鎖6ヶ月後の構造変化とmicroperimetryでの黄斑感度を19例21眼の特発性黄斑円孔例で測定した。
・AO-SLOでは全例で0.004~0.754mm2の暗黒領域がみられた。
・錐体密度が低いほど、視力が悪く(p<0.001)、黄斑感度は低かった(p<0.001)。
・AO-SLOの暗黒領域が広いほど、視力が悪く(p=0.003)、黄斑感度は低かった(p=0.006)。
・術前の円孔内の外節が欠損していたり、術後の中心窩に中等度反射領域があると、術後の錐体濃度は有意に低く(p=0.018, p<0.001)、暗黒領域は有意に大きかった(p=0.001, p<0.001)。
・暗黒領域が大きいほど、術前の円孔開放期間が長かった(p<0.001)。