Clinical features of cytomegalovirus anterior uveitis in immunocompetent patients.
Chee SP et al(Singapore)
Amer J Ophthalmol 145(5): 834-40, 2008
・cytomegalovirus(CMV)前眼部ぶどう膜炎で、HIV陰性患者の臨床所見を検討するのが目的。
・前眼部ぶどう膜炎で、HIV陰性で眼圧が高い患者(hypertensive anterior uveitis)105眼の前房水を調べCMVが陽性であった24眼(22.8%)について検討した。
・臨床的には、このうち、18眼(75%)はPosner-Schlossman症候群(PSS)、5眼(20.8%)はFuchs heterochromic iridocyclitis(FHI)、1眼は ヘ ル ヘ ゚ ス性前眼部ぶどう膜炎疑いであった。
・24眼中12眼でganciclovir治療を行い、全例軽快し、再検査で前房内CMVは陰性となったが、治療を中止後8か月以内に9眼で再発し、再度ganciclovir治療を行った。
・CMV陰性であった81眼では、30眼がPSS、11眼がFHI、27眼が原因不明のぶどう膜炎続発緑内障、13眼が ヘ ル ヘ ゚ ス性前眼部ぶどう膜炎疑いであった。