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American Journal of Ophthalmology

2012
154巻

強膜バックル後の黄斑下脈絡膜厚

American Journal of Ophthalmology 154巻(5号)2012

Subfoveal choroidal thickness change following segmental scleral buckling for rhegmatogenous retinal detachment.
Kimura M et al(金沢大)
Amer J Ophthalmol 154(5): 893-900, 2012             
・網膜剥離に対して局所バックルを行った20例21眼について、術前、術後1週間、1,3ヶ月後の中心窩下脈絡膜厚を測定し、他眼と比較した。
・中心窩から4mm部の両眼の脈絡膜厚についても、術前、術後1週間目を両眼で調査した。
・術前の中心窩下の脈絡膜厚は239.2±91μmで、術後1W=267.6±96.8(p<0.01)、術後1M=250.6±95.8(p<0.045)までは術前より有意に厚く、術後1M=239.4±95.6(p>0.99)であったが、健眼との比較では、術前(221.7±81.8)も、術後1W(224.6±81.6 p=0.45)も有意差はなかった。
・術後の一過性の脈絡膜厚の肥厚は脈絡膜のsubclinicalな微小循環の障害であろうと考えた。

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