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American Journal of Ophthalmology

2012
154巻

SD-OCTでのベーサルラミナドルーゼンの短期間の変化

American Journal of Ophthalmology 154巻(3号)2012

Short-Term Changes of Basal Laminar Drusen on Spectral-Domain Optical Coherence Tomography
JOHANNES P. H. VAN DE VEN et al (Nijmegen ,The Netherlands)
Am J Ophthalmol 2012 ;154 :560-567
・SD-OCTを用いて4ヶ月間経過観察した19眼105個の小さい硬性ドルーゼンは、容積が変化した。(P=.031)
・黄斑ドルーゼンは病理上はRPEのベーサルラミナ間の細胞外貯留物であり、重要な成分は中間脂質、炭水化合物、亜鉛、多種のたんぱく質である。ドルーゼン内には多くのたんぱく質があり、それらは炎症や免疫の過程で生じたため、多種類となっている。FAの初期動静脈相で「空の多数の星」として典型的に描出される。ドルーゼンはAMD重症度の目安である。ゆえにドルーゼンの大きさや数は、AMDステージ分類に用いられ、病変の進行、視力低下の予測に役立つが、短期に変化するため、病変のステージ分類を誤る可能性がある。(YM)

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