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American Journal of Ophthalmology

2013
155巻

高度近視眼での白内障手術後のIOL-後嚢接着

American Journal of Ophthalmology 155巻(3号)2013

Capsular adhesino to intraocular lens in highly myopic eyes evaluated in vivo using ultralong-scan-depth optical coherence tomography.
Zhao Y et al(China)
Amer J Ophthalmol 155(3): 484-491, 2013
・Ultralong-scan depth OCTで眼内レンズと嚢との接着を調べた。
・20眼は眼軸長26mmを越える高度近視で、20眼は眼軸長>22mm, <24.5mmの正視である。
・測定は術4時間後、1,7,14,28日後である。
・OCTは垂直解像度が7.5μm、空中で7.3mmまでの深度が測定でき、測定幅は8mmである。
・IOLと後嚢との完全な接着は、高度近視:正視眼で、4時間後0眼(0%):3眼(15%) p=0.23、1日目0(0%):6(30%) p=0.02、7日目1(5%):15(75%) <0.001、28日目4(20%):16(80%) p<0.001であり、高度近視眼では有意に遅れていた。
・IOLと後嚢との接着は眼軸長と逆相関していた(r=-0.494 p<0.001)。
・28日後の後発白内障の発症率は、高度近視眼で5/20眼、正視眼で1/20眼であった。

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