Morphologic characteristics of optic nerve head drusen on spectral-domain optical coherence tomography
Kyoung Min Lee et al (Seoul National University College of Medicine, Seoul, South Korea)
Am J Ophthalmol 155(6): 1139-1147, 2013
・視神経乳頭ドルーゼンのある61名の患者。44名(72%)女性。38名(62%)両眼。61名99眼のうち、3名4眼は眼底検査で診断できるvisible drusen(見える)、58名95眼はSD-OCTで診断できるburied drusen(隠された)。Buriedは外層網膜と網膜色素上皮、脈絡膜間に存在し、垂直断OCTで高さより大、中、小に更に分類した結果、小(<300㎛)30眼、中(300~500㎛)57眼、大(>500㎛)8眼。両眼にドルーゼンのある患者では、buriedかvisibleかは完全に一致したが、大きさは両眼同じではなかった。
・visibleの患者の年齢は、buriedよりも高齢(53.3±8.6才と13.5±7.1才 P<0.001)であり、視神経乳頭径は、より大きかった(1643±265㎛と1287±185㎛、P=0.016)visibleは、全例で乳頭全周に傍乳頭・網脈絡膜萎縮があり、内部に低反射の空間又は嚢胞を伴い石灰化を示す高反射の壁がある。上耳側、上鼻側の区域でRNFLが減少していた。
・大きな視神経乳頭ドルーゼンにみられたのは、小さい乳頭径、不均一な内部反射、境界が一部高反射、網膜内嚢胞、耳側網膜神経線維層厚の増加であった。
・視神経乳頭ドルーゼンは、患者の年齢と乳頭の大きさで異なるSD-OCT所見がみられる。
(YM)