眼科JOURNALトップ > American Journal of Ophthalmology > 黄斑前膜手術前後の眼底自発蛍光の変化

American Journal of Ophthalmology

2013
155巻

黄斑前膜手術前後の眼底自発蛍光の変化

American Journal of Ophthalmology 155巻(6号)2013

Displacement of the retina and its recovery after vitrectomy in idiopathic epiretinal membrane.
Nitta E et al(香川大)
Amer J Ophthalmol 155(6): 1014-1020, 2013
・ERM剥離硝子体手術を行った53例56眼で、眼底自発蛍光FAFを術前、術後1,3,6,12ヶ月で撮影し、網膜血管の手術後の移動について検討した。
・手術前には37/56(66.1%)に血管アーケード内に血管の偏位前の位置を示す過蛍光がみられた。
・黄斑前膜の持続期間が3年未満の症例で多かった。
・23/37(62.2%)で、この過蛍光線は手術1か月以内に消失しており、消失した例で1ヶ月後のlogMARが有意に良くなっており(p<0.05)、FAFは術後視力改善を予測する有益な検査になると考えた。(TY)

過去のアーカイブ