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American Journal of Ophthalmology

2013
156巻

黄斑円孔手術後の円孔非閉鎖例に対する液ガス置換の効果

American Journal of Ophthalmology 156巻(2号)2013

Outcomes of outpatient fluid-gas exchange for open macular hole after vitrectomy.
Rao X et al(Taiwan)
Amer J Ophthalmol 156(2): 326-333, 2013
・黄斑円孔硝子体手術後に円孔閉鎖が得られなかった36例に対する外来での液ガス置換について検討した。
・ガスは15%C3F8か、20%SF6を使用した。
・初回手術ではILM剥離は全例施行し、2回目のガス置換は27G針で4-8ml注入し、25G針で液排除を行い、全置換を行った。
・液ガス置換後、1-3週間で32眼(89%)では解剖学的に成功した(22眼でtype1閉鎖、10眼でtype2閉鎖、4眼で非閉鎖)。
・Type1閉鎖:組織欠損なく閉鎖。
・Type2閉鎖:円孔縁平坦でサイズ減少し組織欠損があるが閉鎖しているもの。
・BCVA(logMAR)はtype1では1.66±0.41→0.84±0.41(p<0.001)、type2では1.77±0.41→1.52±0.41(p=0.05)であった。
・液ガス置換後も非閉鎖であったものは全例、初回手術前にStageⅣの円孔で、円孔径が1000μmを越えたものだった。
・液ガス置換後に網膜剥離が2例に発生したが、手術により復位した。(TY)

ing:1<�;s� P� nguage: EN-US;mso-fareast-language:JA;mso-bidi-language:AR-SA’>年後11.2%(9.4-13.4)であった。
・3年後の内訳は、セロファン反射7.0%(5.6-8.8)、網膜前繊維増殖4.4%(3.3-5.9)であった。
・年齢を合わせた検討では、手術群の3年目のERM発生率は12.1%(8.6-16.9)で、BMESの5年目の発生率4.4%(3.0-6.0)よりも高かった。(TY)

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