Topography-guided conductive keratoplasty: treatment for advanced keratoconus.
Kato N et al(慶応大)
Amer J Ophthalmol 150(4): 481-9, 2010
・進行した21例21眼の円錐角膜(年齢34.7±11.7歳)に対し、術中に角膜乱視を角膜リング(半田屋)でモニターしながら、角膜形状を指針とした角膜熱形成を行った。
・使用した器械はViewPoint CK SystemとRCS-200で、角膜形状用のチップを付けて、350-KHzのサイン波を60%の出力(最大200V)で600msec放出した。
・瞳孔領の角膜形状が正円になるまで、繰り返した。裸眼のlogMAR(UCVA)は術前1.65±0.49(小数点視力0.02)が、術後1週間で1.04±0.64(0.09 p<0.001)、1ヶ月で1.12±0.61(0.075 p<0.001)に上昇。
・眼鏡での矯正視力BSCVAは術前1.02±0.56(0.095)が、1週間後0.76±0.65(0.17 p=0.026)、1か月後0.76±0.60(0.17 p=0.003)に上昇。
・屈折度はー15.13±6.66Dが1か月後にー9.97±6.71Dに減少(p=0.002)。
・角膜形状やUCVA、BSCVAが術前に戻った場合でも、21眼中12眼では日常生活でCLを使用しやすくなっていた。
・5眼では術後結果が不良で角膜移植になったが、重篤な合併症はなかった。