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American Journal of Ophthalmology

2014
157巻

中等度進行した視野障害におけるVFIの有用性

American Journal of Ophthalmology 157巻(1号)2014

Performance of the Visual Field Index in Glaucoma Patients With Moderately Advanced Visual Field Loss
Jun Mo Lee et al (CA USA)
Am J of Ophthalmol 157(1):39-43, 2014
MD値が-16dB~-24dBの範囲で変化した患者の連続視野でVFIとMD値の関係を調べる
-20dBをまたぐ際に計算式が変化する際の影響を調査する
148症例で-20dB付近の1286視野を調べ2群に分けた
A:-20dBよりも常によい、あるいは常に悪い連続視野
B:-20dBをまたぐ連続視野
MDの変化量(ΔMD)とVFIの変化量(ΔVFI)を計算

ΔVFI  A:4.17% B:15.8%  (P<.001)
ΔVFI/ΔMD A: 6.8%/dB B: 7.9%/dB (P=.042)
MDが-20dBより悪化すると、パターン偏差を用いた計算式からトータル偏差を用いた計算式に変更となるため、その場合のVFIは臨床で用いるには問題がある(MM)

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