Relationship between sleep-disordered breathing and iris and/or angle neovascularization in proliferative diabetic retinopathy cases.
Shiba T et al(東邦大)
Amer J Ophthalmol 151(4): 604-9, 2011
・PDR患者で手術を受けた151名を、虹彩あるいは隅角に新生血管のあるNV群37例、non-NV群114例に分けて調査。
・Pulse oximetryで夜間の平均SpO2、4%酸素不飽和指数(4% ODI times/hour)、最低のSpO2、SpO2<90%となった積算時間率を計算した。
・4% ODIが1時間で5回以上の場合、睡眠障害呼吸と診断した。
・NV群の62%、non-NV群の46%、合計50%で睡眠障害呼吸があった。
・平均SpO2(96.9 vs 97.5)、最低SpO2(79.9 vs 83.1)は両群間に差はなかったが、4%ODI(12.3 vs 6.6)、CT90%(3.8 vs 1.7)では、有意にNV群で高かった(p=0.02)。
・論理回帰分析では、NV群の危険因子は、インスリン治療(OR=3.01 95%CI=1.26-7.20 p=0.01)、4%ODI (OR=1.09 95%CI=1.01-1.16 p=0.02)であった。