Ophthalmodynamometric pressure in eyes with proliferative diabetic retinopathy measured during pars plana vitrectomy.
Sugiura Y et al(筑波大)
Amer J Ophthalmol 151(4): 624-9, 2011
・75例のPDRの硝子体手術中に眼動脈圧(ophthalmodynamometric pressure:ODP)を測定した。
・Core vitrectomy後に、vented-gas forced-infusion system(VGFI)を用いて眼内圧を徐々に上げ、中心動脈が拍動を始めた圧をODPとして、同時に収縮期圧、拡張期圧を測定した。
・ODPは63.6±11.5mmHg(range=15.5-84.8)であり、ODPは拡張期圧(75.8±9.7)と有意に相関(r=0.522 p<0.0001)していたが、収縮期圧(149.6±18.4)とは相関がなかった(p=0.303)。
・平均動脈圧(DBP+(SBP-DBP)/3と定義され、125.6±12.0)とも有意に相関(r=0.522 p<0.0001)。
・多変量回帰分析では、ODPは拡張期圧(p<0.0001)と正の関連があり、低いほど虹彩新生血管(p<0.0001)があり、低いほどPDRが重症(p=0.046)であった。