Prophylactic selective laser trabeculoplasty in the prevention of intraocular pressure elebvation after intravitreal triamcinolone acetonide injection.
Bozkurt E et al(Turkey)
Amer J Ophthalmol 152(6): 976-81, 2011
・基礎眼圧が21mmHg以上の31例の糖尿病黄斑症で、triamcinoloneの硝子体注射を予定している患者を対象として、15例15眼にSLTを行った。
・SLT群ではTA注入の8.2±4.1日前にSLTを行った。
・基礎眼圧はSLT群は21.6±0.9、コントロール群では21.5±0.8(p=0.98)。
・TA注入1日後の眼圧は、SLT群は17.0±2.0、コントロール群は19.5±4.3(p=0.23)。
・1週間後は、16.9±1.7:18.4±4.0(p=0.49)、1ヶ月後は、16.4±1.5:20.8±5.6(p=0.003)、3ヶ月後は、15.8±2.5:18.3±5.5(p=0.01)、6ヶ月後は、15.7±1.4:17.1±1.5(p=0.03)であった。
・経過観察中に緑内障点眼薬が必要になったものは、SLT群では0/15、コントロール群では8/16(p=0.001)であった。
・SLTは基礎眼圧の高い人には、TA注入後の眼圧を上昇させないために有効であった