Endothelial Keratoplasty After Failed Penetrating Keratoplasty: An Alternative to Repeat Penetrating Keratoplasty
MARCUS ANG, et al. (Singapore)
Am J Ophthalmol 158(6): 1221-1227, 2014
目的:不成功の全層角膜移植術(PK)に対して内皮移植術(EK)と全層角膜再移植術の移植片生着率を比較した。
対象と方法:白内障手術後の水疱性角膜症のため、初回全層角膜移植を受けた患者 113眼(表1)。
移植片機能不全のため、2回目の手術として全層角膜移植術(81眼)または内皮移植術(32眼)を施行した。
結果:PK 1年後生存率 91.9%、2年後 82.6%、3年後 66.8%、5年後 51.3%
EK 1年後生存率 96.2%、2年後 91.6%、3年後 86.4%、5年後 86.4%
視力はPK、EKとも、術前より有意に改善した。
結論:水疱性角膜症に対する全層角膜移植術後の移植片機能不全に対し、内皮移植術は術後5年間で優れた生着率を示した。全層角膜再移植に代わる良い方法である。(CH)