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American Journal of Ophthalmology

2012
153巻

黄斑前膜手術後の視力予後の予測:COSTとIS/OS

American Journal of Ophthalmology 153巻(4号)2012

The significance of cone outer segment tips as a prognostic factor in epiretinal membrane surgery.
Shimozono M et al(神戸市)
Amer J Ophthalmol 153(4): 698-704, 2012
・黄斑前膜ERM手術を受ける患者の視力予後をOCTで予測できるかを検討した。
・49例50眼のERM手術について、術前、術後1、6ヶ月で検討した。
・OCTでの中心窩厚CFT、外境界膜ELM、視細胞IS/OS、錐体外節チップCOST、最高視力を検討。
・ELM断裂は1例もなく、次の3群に分けられた。A群:IS/OS,COST連続している。B群:IS/OS連続し、COST断裂、C群:IS/OS,COSTとも断裂。
・6ヶ月後の視力はA群はB群より有意に良く(p<0.005)、C群では有意に悪かった(p=0.034)。
・IS/OSやCOSTの破綻径は視力と有意に相関していた。
・CFTと視力には相関がなかった。

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