Relationship Between Aqueous Flare and Visual Function in Retinitis Pigmentosa
Yusuke Murakami et al (九大)
Am J Ophthalmol 159(5):958–963, 2015
・160名305眼のRP群59名101眼の正常対照群を比較
・他の眼科疾患、内がん手術、緑内障治療を受けているもの、CMEに対してダイアモックスを使用しているものは除外
・視力、HFA SITA standard 10-2 program、レーザーフレアセルメーターを検討
・Flare RP群 10.6±7.9 pc/ms , control 5.0±2.1 pc/ms <.0001
・フレアは年齢とともに上昇することが報告されているが、年齢別のサブグループでも同様にRP群が高かった(Fig1)
・視力とMD値もフレア値と相関があった(Fig2)
・サブグループ解析では視力は40-60代で、MD値は30-60代で相関があった
・MD≥-15dBではMD<-15dBよりもフレア値が高かった(1.20±6.2 pc/mc vs 8.7±5.8 pc/ms, P=.0001)
・CMEの有無では有意差がなかった
・傷害された網膜から放出されたIL-6やMCP-1がblood-ocular barrierを傷害すると考えられる
・既報では炎症と周辺視野との相関はないとされ、年齢別の解析から、疾患の比較的早い段階から炎症が周辺ではなく、中心視機能に関与していると考えられる(MM) ial-character:line-break’>