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American Journal of Ophthalmology

2017
178巻

角膜全層移植後の角膜感染症

American Journal of Ophthalmology 178巻(6号)2017

Microbial keratitis after penetrating keratoplasty.
Sun J et al(Taiwan)
Amer J Ophthalmol 178(6): 150-156, 2017
・全層角膜移植後の感染症について検討した。
・2000.1~2009.12の間に国立台湾大学で行われた871例のPK後に発生した52眼(67回)の培養陽性感染症を対象とした。
・1年以内の発症は32眼(47.8%)であった。
・グラム陽性菌が44眼(57.9%)、グラム陰性菌が17眼(22.4%)、真菌が15眼(19.7%)。
・感染治癒後に透明治癒したものは23眼(34.3%、25-3962日、平均1127日の経過観察)。
・予後にはPK手術をする原疾患は関係しておらず、縫合糸関連の感染は透明治癒する比率が高かった(p=0.02)。
・緑内障治療薬を使用していた者では透明治癒しない確率が上がっていた。(TY)

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