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American Journal of Ophthalmology

2016
172巻

PVD後のコントラスト感度の低下

American Journal of Ophthalmology 172巻(1号)2016

 Degradation of Contrast Sensitivity Function Following Posterior Vitreous Detachment
Giancarlo A. Garcia, Matin Khoshnevis, Kenneth M.P. Yee, Jeannie Nguyen-Cuu, Justin H. Nguyen, J. Sebag
Am J Ophthalmol 2016;172(1):7-12
・PVDなしでコントラスト感度(CSF)正常、その後にPVD発生(BモードおよびOCTで確認)8例8眼→うち6眼でlimited vitrectomy希望
・上記の僚眼(PVDなし)8眼
・コントロール12眼、うち9眼はPVDありで経過観察希望、3眼はPVDなし
・エントリー時のCSFは有意差なし
・PVD出現した眼では平均52.5%のCSF低下
・PVD出現眼で手術を希望した群は経過観察を希望した群より有意にCSF悪い
・Limited vitrectomy施行にて平均43.2%CSF改善、どの眼も術後1Mで正常化、その後も悪化なし
(結論:PVDは元が正常の眼でも有意にCSFを低下させる、この負の作用を定量化させることで飛蚊症に悩む患者さんを区別することが出来うる)(MK)

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