Shortening of interpupillary distance after instillation of topical prostaglandin analog eye drops.
Sano I et al(自治医大)
Amer J Ophthalmol 206(10): 11-16, 2019
・Prostaglandin analogs(PGAs)点眼薬の持続的な使用後に発生するprostaglandin-associated periorbitopathy(PAP)の客観的な視標として瞳孔間距離(IPD)の変化を調査した。
・視力が両眼とも0.5以上で、観察期間中に手術を受けなかった152名を対象とし、61名のCtrl眼と比較した。
・Bimatoprost, travoprost, latanoprost, tafluprostの両眼使用の前と後(2-24ヶ月)で自動屈折計で瞳孔間距離を測定した。
・IPDは使用前の63.1±3.0から62.3±3.2mmとなり、-0.80±2.1mm有意に短縮した(p<0.001)が、Ctrl眼では変化がなかった。
・Bimatoprost点眼(-2.20±0.97)では他のPGAs(-0.65±2.09)より有意に短縮度が大きかった(p<0.001)。
・2mm以上、あるいは3mm以上短縮した比率はbimatoprost: 85.7%と35.7%, travoprost: 20.0%と12.0%, latanoprost: 18.2%と14.5%, tafluprost: 17.2%と12.1%であった。 (TY)