COVID-19 and chloroquine/hydroxychloroquine: Is there ophthalmological concern?
Marmor MF(CA USA)
Amer J Ophthalmol 216(8): A1-A2, 2020
・Chloroquine(CQ)やhydroxychloroquine(HCQ)は重篤な呼吸器症候群SARSウイルス感染に有効であり、COVID-19感染に対する有効性に対し、各国で少なくとも10種の試験が行なわれている。
・中国ではCQの500mgを1日2回10日間、あるいはHCQの400mgを1日4回の試験がなされているが、網膜障害についての問題がある。
・SLEやリウマチ性疾患に対しての長期投与は5mg/Kg/day以下が推奨されているが、COVID-19に対する治療量はこの4-5倍に当たる。
・短期間の1000~1200mg/day投与という方法も検討されており、推奨量の5-6倍量で2週間未満、あるいは3-4倍量で数ヶ月未満なら大丈夫との考えもあるが、眼科医の眼底管理の下で行われるべきだろう。(TY)