Comparison of vitreomacular interface changes in myopic foveoschisis and idiopathic epiretinal membrane foveoschisis.
Vogt D et al(Germany)
Amer J Ophthalmol 217(9): 152-161, 2020
・黄斑部の硝子体接触面(vitreomacular interface:VMI)を近視性の中心窩網膜分離(mFS)と特発性網膜前膜網膜分離(iERM-FS)に分けて検討した。
・mFSとiERM-FS、それぞれ5例の網膜前膜とILM組織を取り、immunocytochemistryと透過電顕で調べた。
・mFSとiERM-FSの細胞とコラーゲンは殆ど同じであった。
・mFSの3例では、うねった網膜の薄いILMと断片的な網膜神経線維層がみられたが、iERM-FSではそのような所見はなかった。
・黄斑前膜の組織は両者ともよく似ているが、高度近視によるmFSではILMの病的な異常所見が特異的であるため、ILM剥離の際の網膜障害のリスクがある。(TY)