Longitudinal Macular Ganglion Cell-Inner Plexiform Layer Measurements to Detect Glaucoma Progression in High Myopia
Joong W Shin, et al (South Korea)
Am J Ophthalmol 223(3): 9-20, 2021
・104眼の高度近視のあるPOAGと104眼の年齢と視野障害をマッチさせた高度近視のないPOAGを平均5.4年フォローしてGC-IPL測定と乳頭周囲RNFL測定と視野障害進行のリスクについて検討した。
・高度近視は-6.0Dより多い近視もしくは26.5mmより長い眼軸
・両群とも、ベースライン眼圧とピーク眼圧が高いほど、視野障害進行が早い
・高度近視眼ではGC-IPL菲薄化の進行はVF進行の非常に強いリスクであるが、乳頭周囲RNFLはそうではなかった。
・進行群と非進行群のGC-IPL -0.80±0.81μm/y vs -0.26±0.41μm/y
・GC-IPL菲薄化進行があると、ない群と比較してHR3.11-4.00倍VF進行のリスクが高い
・高度近視でないPOAGではGC-IPL/乳頭周囲RNFL進行ともにVF進行の強いリスク因子であった。
・進行群と非進行群のGC-IPL -0.87±0.54μm/y vs -0.37±0.48μm/y
・高度近視にかかわらず、黄斑部のGC-IPLの変化をしっかりとモニターすることが重要(MM)