Randomized controlled trial of intraocular lens orientation for dysphotopsia.
Pamulapati SV et al(IL USA)
Amer J Ophthalmol 243(11): 28-33, 2022
・IOLのoptic-haptic接合部の方向について、Positive とNegative dysphotopsia(PDとND)の発症頻度を163例326眼で調査した。
・使用したIOLはTecnis単焦点IOL(ZCB00)で、接合部を垂直82眼、水平72眼、上鼻側94眼、下鼻側78眼に挿入した。
・視野欠損のある患者や最高視力が20/80未満の患者は除外し、術後1週間と4-6週間後に調査した。
・術後1週目と4-6週目のdysphotopsiaの全体の頻度は、Positive Dが20.8%と20.8%、Negative Dが14.4%と10.4%であった。
・接合部の挿入方向別でみると、NDについては、上鼻側挿入群は1週(22.3%)、4-6週後(17.0%)のいずれでも発症率が高く、水平挿入群は1週(13.9%)であったが、4-6週では2.8%であり、有意に発症が少なかった。
・PDについては、有意差はみられなかった(TY)