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American Journal of Ophthalmology

2023
246巻

Saggig Eye症候群の顔貌の特徴

American Journal of Ophthalmology 246巻(2号)2023

Analysis of facial features of patients with sagging eye syndrome and intermittent exotropia compared to controls.
Kunimi K et al(静岡)
Amer J Ophthalmol 246(2): 51-57, 2023
・Sagging Eye症候群(SES)と他の疾患との顔貌を比較した。
・60歳以上の23名のSES、28名の間欠性外斜視(IXT)と35名の正常者の顔貌を3名の眼科医が評価した。
・平均年齢は72.7±7.4才である。
・評価内容は上眼瞼の沈み具合、眼瞼下垂、下眼瞼の弛みについてスコアをつけた。
・緑内障、視力が悪い人、6△以上の上下斜視、正位状態を保てないIXT、眼筋麻痺の既往者、眼手術既往者やプロスタグランディン使用者などは除外した。
・上眼瞼の沈み具合はSESではCtrl群やIXT群より有意に高かったが(p<0.001)、下眼瞼の弛みはIXT群でCtrl群より有意に高かった(p<0.05)。
・加齢性の眼窩結合織の退化はSESでは上眼瞼で、IXTでは下眼瞼で強いことがわかった(TY)

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