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American Journal of Ophthalmology

2022
235巻

電子タバコと視力障害

American Journal of Ophthalmology 235巻(51号)2022

Association Between E-Cigarette Use and Visual Impairment in the United States,
Abhinav Golla, Angela Chen, Victoria L. Tseng, Samuel Y. Lee, Deyu Pan, Fei Yu, Anne L. Coleman(US-CA)
Am J Ophthalmol 2022; 235:229-240
DOI https://doi.org/10.1016/j.ajo.2021.09.014.

【目的】
米国の成人集団において、電子タバコの使用と視覚障害との間に関連があるかどうかを明らかにする
【対象と方法】
・米国疾病対策予防センターの行動危険因子サーベイランスシステム(BRFSS)
・2016-2018年次の電話調査に回答した、米国50州および3準州の18歳以上の成人1,173,646人
・下記の質問によって電子タバコの使用(現在、以前、または一度もない)を調査
“これまでの人生で、1回でも電子タバコを使用したことがありますか?”
“現在、電子タバコをどう使用していますか?“ ⇒ ”毎日・数日に1回・全く使用しない”
・主要アウトカムは視覚障害
“あなたは目が見えないか、メガネをかけていても目が見えにくいか?” という質問に対する
 ”はい “または “いいえ ” で定義
【結果】
・電子タバコを使用したことがない人と比較して、
現在の電子タバコ使用者の視覚障害の調整オッズ比:1.34(95%CI 1.20-1.48)
以前の電子タバコ使用者:1.14(95%CI 1.06-1.22)
・紙タバコの使用経験がない662,033人のサブグループでは、電子タバコの使用経験がない人と比較して、
現在の電子タバコ使用者の視覚障害の調整オッズ比:1.96(95%CI 1.48-2.61)、
以前の電子タバコ使用者:1.02(95%CI 0.89-1.18)
【結論】
BRFSS 2016-2018集団において、電子タバコの使用経験がない場合と比較した現在の電子タバコ使用者は、紙タバコの喫煙状況とは無関係に、視覚障害の高いオッズと関連していた。(MK)

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