Corneal Sensitivity and Patient-Reported Dry Eye Symptoms in a Prospective Randomized Contralateral-Eye Trial Comparing Laser In Situ Keratomileusis and Small Incision Lenticule Extraction
KEVIN K. MA, et al. (CA USA)
Am J Ophthalmol 2022(9);241: 248-253
・目的: LASIKおよびSMILE(Small incision femtosecond lenticule extraction) の角膜感度とドライアイの自覚症状を比較する。
・対象と方法:近視患者40人80眼(平均年齢34±8年、24-54歳))を無作為に割り当てて、片眼にLASIK、もう片眼に SMILE を施行した。Cochet-Bonnet角膜知覚計を使用し、術前および術後 1、3、6、および 12 か月の角膜感度を評価した。また、ドライアイ疾患特異的問診票であるOcular Surface Disease Index (OSDI)を受診毎に行った。
・結果:角膜知覚は術後1か月 LASIK vs SMILE (平均 2.1 vs 3.6 cm、P < .001)、3か月 (3.5 vs 5.4 cm、P < .001)、、6か月 (4.7 vs 5.7cm、P < .001) で有意差なく、12か月目の受診時に、両グループともベースラインの角膜知覚に戻っていた (5.9 vs 5.9 cm、P = .908)。
・OSDIは LASIK vs SMILEで術前 (15.3 対 15.1、P = .974)、術後1か月 (14.4 対 15.7、P = .974)、3か月 (10.9 対 13.2、P = .934)、6か月 (9.1 対 10.6、P = .974)、12か月 (8.6 対 9.4、P = .974)。 平均 OSDI は、LASIK (15.3 から 8.6、P = .020) と SMILE (15.1 から 9.5、P = .029)で、術前よりも術後 12 か月で改善した。
・結論: LASIK は SMILE と比較して術後早期の角膜神経切除範囲が大きいものの、自己申告によるドライアイ症状に差はなかった。(CH)