Spectacle lenses with highly aspherical lenslets for slowing myopia: a randomized, double-blind, cross-over clinical trial.
Sankaridurg P et al(Australia)
Amer J Ophthalmol 247(3): 18-24, 2023
・高度に非球面化した小型レンズ眼鏡(HAL)と通常の単一視眼鏡(SV)とで、近視の進行度を調査した。
・対象は119名の7ー13歳の球面等価度数-0.75~-4.75Dのベトナムの小児である。
・HALかSVをランダムに割り当て、6か月後(Stage1)にレンズを交換し、6か月後(Stage2)に今度は両群にHALを割り当て、それぞれ、Group1(HAL-SV-HAL:HSH)、Group2(SV-HAL-HAL:SHH)として調査した。
・HSH群:SHH群は全て初期値との比較であるが、Stage1では度数変化は-0.21:-0.27D p=0.317、眼軸は0.07:0.14mm p=0.004であり、Stage2では度数変化は-0.32:-0.05D p<0.001、眼軸は0.16:-0.04mm p<0.001、Stage3では度数変化は-0.18:-0.27D p=0.203、眼軸は0.07:0.08mm p=0.65であった。
・このことからHALは近視の進行度をゆっくりにすると考えらえた。(TY)