Amer J Ophthalmol 254(10):161-176, 2023
Baek MS et al(Korea)
Morning blood pressure surge and glaucomatous visual field progression in normal-tension glaucoma petients with systemic hypertenision.
・高血圧の内服薬を使用中で、正常眼圧緑内障患者(NTG)と新規に診断された127名127眼において、ベースライン時に早朝血圧急上昇(MBPS)がある患者の視野変化について、最低2年間経過をみた。
・対象者全員はベースライン時に24時間血圧モニター(ABPM)検査を受け、経過中に最低5回の視野検査を受けた。
・視野進行はEarly Manifest Glaucoma Trial criteriaで判断した。
・平均5.2年の経過観察で38眼(29.9%)で視野進行があった。
・多変量Cox回帰分析では、ベースライン時のMBPSが大きいほど(HR=1.033 p=0.024)、夜間の平均動脈圧(MAP)の最低値が低いほど(HP=0.965 p=0.031)、有意で独立した視野進行の予測因子であった。
・生命表分析では、視野進行の予測見込みは、ベースライン時のMBPSがより高いことであった(p=0.021)。(TY)