Amer J Ophthalmol 256(12):27-34, 2023
Cho A et al(CA USA)
Role of static and dynamic ocular biometrics measured in the dark and light as risk factors for angle closure progression.
・原発閉塞隅角症疑PACSが原発閉塞隅角症PACに進行する要因について、静的ならびに動的な眼の生体パラメータを、未治療眼において検討した。
・動的な計測にはAC-OCTを用いて明所と暗所での差を求めた。
・対象は861例861眼で、そのうち36例がPACSからPACへの進行例である。
・明所と暗所のTISA500値(mm2)が進行と相関があったが(p<0.001)、その差には相関がなかった(p≧0.08)。
・年齢(Hazard ratio=1.09/年)、IOPが高い(HR=1.13/mmHg)、明所でのTrabecular iris space aera:TISA500(HR=1.28/0.01mm2)が有意に進行のリスクであった(p≦0.04)。
・進行リスクはTISA500の下四分位は、明所ではHR=4.56(p<0.001)で、暗所のHR=2.89(p=0.003)よりも強く相関していた。(TY)