Two-Year Myopia Management Efficacy of Extended Depth of Focus Soft Contact Lenses
(MYLO) in Caucasian Children
SERGIO DÍAZ-GÓMEZ, et al. (Australia)
Am J Ophthalmol 2024(4);260: 122–131.
目的:遠用単焦点眼鏡と焦点深度拡張型ソフトコンタクトレンズ(CL)を装用した白人小児における、ベースラインからの眼軸長(AL)と等価球面度数(SE)の変化で近視の進行を評価する。
対象と方法:SEが-0.75~-10.00Dの小児(6~13歳)90名。45名がCL(MYLO ®、markennovy)、45名が眼鏡を装用した。調節麻痺下屈折検査とALを6か月間隔で測定した。 CL 装用 1ヶ月後の視力と快適性に関する主観的な回答は、1 (非常に悪い) から 10 (優れている) までの尺度による質問票を使用して判定された。
CL群は最低週6日、10時間 CLを装用するよう指示された。
対照群は遠用単焦点眼鏡を使用し、起きている間は装用するように指示された。
結果:2年後のSE/AL平均変化量は、CL群で-0.62±0.30D/0.37±0.04mm、眼鏡群で-1.13±0.20D/0.66±0.03mmであった(p<0.001)。CL群では100%がAL増加0.50mm以下であったが、眼鏡群では全員が0.50mm以上増加した。CL群では53%、眼鏡群では1%がSE-0.50D以下の進行だった。すべての質問項目の平均値は9以上であった。
結論:焦点深度拡張型ソフトコンタクトレンズの使用は、遠用単焦点眼鏡の使用と比較して、眼軸長の伸長と近視の進行を抑制した。(CH)