Long-term outcomes of primary trabeculectomy in diabetic patients with primary open angle glaucoma: Law SL, et al.
Br J Ophthalmol 97(5): 561-566, 2013
対象:DM retinopathyのないPOAG患者29例41眼
コントロール:年齢、性別、人種、術前IOP、眼圧下降薬数、Lens statusをマッチさせた63例81眼 (対象1例とコントロール2例をマッチ)
DMのコントロール状況は良好、網膜症なし、術前血糖値126.5±27.5以外は患者背景に有意差なし
二人の術者でMMC 0.2-0.4mg/cc、1-2minでTrabeculectomy(濃度、時間は術者の判断)
DM群でMMC濃度がわずかに低い。(0.29±0.20 vs 0.30±0.01)
平均観察期間(M): DM 57.8±34.6 vs control 77.7±23.1
結果:術後6カ月以降 眼圧、生存曲線でDM群の方が不良であった
生存率:5Y: 57.8±9.3 vs 68.6±5.3%
最終診察時の成功率は有意差なし
1例1眼で再評価:MMC濃度は有意差なし
術後眼圧はコントロール群の方が低い 6年と7年で有意差
点眼数:コントロール群の方が少ない傾向 4年と8年で有意差
網膜症のないDMであっても、手術成功率に悪影響を与える可能性がある。(MM)