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British Journal of Ophthalmology

2013
97巻

高度近視眼の視力をOCTで予想できるか

British Journal of Ophthalmology 97巻(8号)2013

The relationship between retinal and choroidal thickness and visual acuity in highly myopic eyes.
Moreno IF et al(Spain):
Brit J Ophthalmol 97(8): 1010-1013, 2013
・46例60眼の-6D以上(-12.05±5.02:-6~-26D)、あるいは眼軸長26mm以上(28.2±2.4:26~35.3mm)の高度近視眼(56.9±17.9:18~99歳)で、黄斑症や弱視眼は除外して検討した。
・脈絡膜厚測定は、中心窩を含み500μm間隔で耳側鼻側2500μmまでの脈絡膜厚、中心窩厚、RPEから外顆粒層までの厚みを測定した。
・最高視力はlogMARで0.11±0.19、平均黄斑部脈絡膜厚は157±84.6μm(16.7~426.5)、中心窩下脈絡膜厚は166±88.7μm(13.5~486.5)、中心窩厚は221.1±30.3μm(157.5~296)、外顆粒層厚は121.3±22.6μm(74~191.5)、視細胞からRPE迄の厚みは99.5±10.8μm(71.5~115.5)であった。
・logMARは黄斑部脈絡膜厚と負の相関(r=-0.371 p=0.003)、中心窩下脈絡膜厚と負の相関(r=-0.358 p=0.004)、視細胞~RPE厚と負の相関(r=-0.346 p=0.006)があった。
・この事から、これらの3つの値は、黄斑部に病態のない高度近視眼において視力を予想する重要な因子であるが、外顆粒層厚や中心窩厚は視力に関連がないことが分かった。(TY)

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