The relationship between floppy eyelid syndrome and obstructive sleep apnoea
MaJesus Muniesa et al. (Spain)
Br J Ophthalmol 97(10): 1387-1390, 2013
・眼瞼弛緩症候群(FES)と睡眠時無呼吸(OSA)との関係について。
(1) OSA疑いとされた人の中のFESや眼瞼弛緩の有病率を調べる。(OSAの診断をするために入院した114人)
(2) FESと診断されている人でのOSA有病率を調べる。FESと診断された45人に終夜睡眠ポリグラフ検査を施行。
・結果
89人がOSAと診断された。mild 9人(10.1%)、moderate 24人(26.9%)、severe 56人(62.9%)。14人(16%)にFESが認められた。14人中mild 1人、moderate 2人、severe 7人。OSAではなかった25人のうちFESが認められたのは2人だった。
FESと診断された45人のうち38人がOSAと診断された。mild 3人(8%)、moderate 10人(26.3%)、severe 25人(65.7%)
・OSAは眼瞼弛緩の独立したリスク要因であることを示唆した。severe OSA患者のFES有病率は20%に達した。
FESと診断された患者でのOSA有病率は85%に達し、その大部分がsevereだった。FESの患者をみたらOSAがあるかもしれないのでエピソードを聞いて、専門家に紹介する事が重要である。(CH)