Surgical outcomes after epiretinal membrane peeling combined with cataract surgery
Glenn Yiu, et al. (USA)
Br J Ophthalmol 97(9):1197-1201, 2013
・白内障手術併用黄斑上膜peelingと黄斑上膜peeling単独手術で、機能的、解剖学的結果を比較検討した。
・2001〜2010、少なくとも1年以上経過観察できた79人81眼(男性32、女性47)、平均年齢72.4歳
グループ1:白内障手術併用黄斑上膜peeling 41眼
グループ2:黄斑上膜peeling単独 40眼
・視力 表1
この結果は白内障手術併用でも単独手術でも視力結果は相違がないことを示す。
・平均網膜中心窩厚(CMT) 表2
白内障手術併用の方がCMTの減り方は少ないけれど、有意差はなかった。
・同等の視力結果は出るが、解剖学的にはおとる結果を出すかもしれない。
これは、併用手術の方が手術時間が長くなったり、長期間炎症が続く事により、黄斑浮腫の遷延、黄斑上膜の再発を増加させる事を示唆した。(CH)