Long-term outcomes of fine needle diathermy for established corneal neovascularisation.
Trikha S et al(UK)
Brit J Ophthalmol 98(4): 454-458, 2014
・角膜新生血管は視力低下をきたすし、外見上も悪い。
・52例56眼に対して微小針でのジアテルミー(FND)での治療を行い、その安全性と経過(平均18.9か月:1-56か月)を報告する。
・角膜新生血管の原因は単純ヘルペス25例53%などである。
・術中合併症は角膜実質あるいは結膜下出血(2%)であった。
・結果は、68.1%では平均6.9週の初期経過で軽快した。
・最終的に89.3%は2回、3回で全例が軽快した。
・角膜ヘルペス後のものでは、視力は術前0.82±0.69(小数点0.15)→0.62±0.65(0.23)に改善した。
・方法は10-0ナイロン糸を新生血管の角膜侵入部のすぐ傍の角膜半層(輪部では500μ深)に通し、ナイロンの針に単極ジアテルミーを2-3秒作用させた。
・術後は2週間デキサメサゾン0.1%を1日4回、単純ヘルペスの時は抗ヘルペス内服も同時に使用した。
・この方法は安全で有効な方法であると考えた。(TY)