Silicone band loop myopexy in the treatment of myopic strabismus fixus: surgical outcome of a novel modification
Bhamy Hariprasad Shenoy et al (India)
Br J Ophthalmol 99(1):36-40, 2015
・2008年1月から2012年12月に行われた近視性内斜視手術15名26眼でシリコンバンドを用いた 術後最低2か月の観察期間を経たもの
・眼球運動は1.最小限の制限から 4.まったく動かないまでの4段階に分けた
・輪部から10-12㎜で結膜切開 LRとSRを同定し、その間に強膜トンネルを作成
シリコンバンド240をSR-トンネル-LRと通して、スリーブで束ねて固定
必要に応じてMR recessionを追加
・11眼で両眼手術、4眼は片眼手術 10眼でMR recession(5-7.5mm)を追加
1眼では両眼のloopを行って1か月後にMR recessionを両眼に追加
1眼は両眼のloop後、LR5.5㎜resectionとMR7㎜ recessionを実施
・術前4眼で水平方向の複視 → 術後1眼で軽度の複視
・平均SE -16.3±6.3D(-6 ~ -27D) AL 31.98±3.02mm(26.8-36.46)
・外転制限: -2.9±1.2 → -1.5±1.3 上転制限:-2.8±1.1 → -1.2±0.9
・斜視角: 水平 -79.3±32.3PD(30-130) → -16.9±17.4PD(0-50)
73%で20PD以内の成功 53.3%で10PD以内の成功
下斜視 –8.9±10.1PD → -0.64±1.33PD(0-4)
・2眼で異物感のため摘出
・現在主流の方法は糸でSRとLRを縫合する方法だが、直筋の絞扼、前部毛様体循環の絞扼、そして不可逆的であるという欠点がある。
・この方法で最大約40PDの内斜視の矯正効果があった(MM)