The scotogenic contact lens: a novel device for treating binocular diplopia
Robert MP, et al. (UK)
Br J Ophthalmol 99(8):10 1022-1024, 2015
・両眼性複視:プリズム眼鏡が不可能な場合、アイパッチや不透明コンタクトレンズ(CL)での片眼遮蔽で対処
→これらの方法では周辺視野が狭くなることが欠点(他の論文では48-72%視野が狭くなると報告)。
・この問題を解決するために新しいCLを開発
・CLの中央が暗くなっており、片目だけ中心部分の視野だけを制限して、周辺の視野を制限しない状態になる。結果として、中心の部分で物が2つに見える影響を排除しながら、視野を狭める影響を抑える。
・このCLをプリズムを使って人工的に両眼複視にした健常人12名、実際に両眼複視の症状がある12名を対象として、アイパッチ法と比較。
・アイパッチと比べて、スコトジェニックCLは複視を解消させる効果は同等であり、受け入れやすさと周辺視野への影響は優れていた
・安価で低侵襲な方法であり新しい効果的なツールとなりうる(MK)