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British Journal of Ophthalmology

2015
99巻

インドの小児のステロイド緑内障

British Journal of Ophthalmology 99巻(11号)2015

Steroid-induced glaucoma and childhood blindness
Gupta S, Gupta V, et al. (India)
Br J Ophthalmol 99(11):10 1454-1456, 2015
【目的】小児のステロイド緑内障(SIG)による視力障害の程度やリスク因子を検索
【対象と方法】筆者らが属する第三次医療機関の緑内障部門に訪れた小児緑内障の五年間の記録を解析。
【結果】1259例の小児緑内障患者のうち、59例(4.7%)がSIGの診断。そのうち51例(81%)は春季カタルでステロイドの点眼治療を受けていた。ステロイドの平均投与期間は18か月(1か月~8年)。82%もの小児は眼科医に治療されており、52%の例で点眼ステロイドを1年以上続けていた。
・WHOクライテリアに準じると、来院時には14例(23.7%)がロービジョン、16例(27%)が片眼失明、22例(37.3%)が両眼失明の状態であった。
【結論】SIGの1/3の症例が我々の三次機関に来院時すでに両眼失明していた。眼科医は春季カタルの治療にあたってはステロイドの離脱を考える必要がある。また点眼治療でも小児にステロイドを投与する際には注意深く観察する必要がある。(MK)

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