Neuroretial rim area and ocular haemodynamic parameters in patients with normal-tension glaucoma with differing intracranial pressures.
Siaudvytyte L et al(IN USA)
Brit J Ophthalmol 100(8): 1134-1138, 2016
・正常眼圧緑内障40名(61.1±11.5才)で頭蓋内ドプラー法を用いた頭蓋内圧(ICP)測定、眼動脈のカラードプラー像から求めた球後血流(RBF)、laser scanning tomographyを用いた視神経乳頭のneuroretinal rim面積(NRA)などの視神経乳頭(OND)構造を測定した。
・篩板圧差TPDはIOP-ICPである。NTG全員の平均はICPは8.8±2.5mmHg、IOPは13.6±2.1mmHg、OND面積は2.3±0.6mm2、NRAは1.2±0.4mm2である。
・結果は、ICPが低いとNRAは小さかった(r=0.51 p=0.001)。
・ICPの範囲は4.7~14.1で、低ICP群20例(平均7.2)と高ICP群(平均10.9)に分けると、低ICP群のNRAは1.0±0.3、高ICP群は1.3±0.3と有意差があったが(p=0.002)、OND面積、IOPには有意差はなかった。
・また、低ICP群は有意に球後動脈血流が低かった(p<0.04 peak systolic volume、end-diastolic volume)(図)。(TY)