Characterisation of choroidal morphological and vascular features in diabetes and diabetic retinopathy.
Gupta P et al(Singapore)
Brit J Ophthalmol 101(8): 1038-1044, 2017
・Singapore Indian Eye Studyの462例のうち、273例(60.1±6.8歳)のDM(-)、100例(61.8±7.4歳)のDM(+)DR(-)、89例(62.4±6.0歳)のDR(+)について、EDI-OCTデータをカスタムプログラムに載せ、脈絡膜とその血管を描写した。
・非DM者に比して、DM者は有意に脈絡膜厚が薄く(-25.19μm p=0.001)、脈絡膜容積が小さく(-0.23mm3 p=0.003)、脈絡膜湾曲が多く(1.78 p<0.001)、脈絡膜血管面積が狭かった:中心窩で-0.024mm2 p=0.001、黄斑部で-0.095mm2 p<0.001。
・脈絡膜屈曲点は数学的に凸と凹が入れ替わる位置で判定。DM群の中では有網膜症者DRは有意に脈絡膜厚が厚く(25.91μm p=0.001)、脈絡膜容積が大きく(0.24mm3 p=0.009)、脈絡膜湾曲が少なかった
・DRになるとVEGFや他のサイトカインが増加するためだろうと考えられる。(TY)