Comparative analysis of the safety and efficacy of intracameral cefuroxime, moxifloxacin and vancomycin at the end of cataract surgery: a meta-analysis.
Bowen RC et al(WI USA)
Brit J Ophthalmol 102(9): 1268-1276, 2018
・白内障術終了時に前房内へcefuroxime(1~10mg/0.1ml), moxifloxacin(15~500μg/0.1ml), vancomycin(0.0375~1mg/0.1ml)を注入した効果をMeta-analysisで解析した。
・moxifloxacin(ベガモックス点眼:5mg/1ml)
・Databaseから4849報告を抽出し、その中から解析に耐えうる17報告90万眼を超えるデ-タを利用した。
・前房内注入により術後眼内炎のリスクはOR=0.20(95%CI=0.13-0.32 p<0.00001)と減少した。
・眼内炎の発症頻度はcefuroximeでは0.0332%、moxifloxacinでは0.0153%、vancomycinでは0.0106%であった。
・前房内注入に加えて抗生剤点眼薬を使用しても、その効果はなかった(p>0.3)。
・前房内注入の合併症はmoxifloxacinで最小であった。
・Cefuroximeでは濃度間違いによる合併症があり、vancomycinでは網膜毒性の合併症があった。(TY)