Effect of manual eyelid manipulation on intraocular pressure measurement by rebound tonometry
Sung Uk Baek, Ahnul Ha, Young Kook Kim, Jin Wook Jeoung, Ki Ho Park(Korea)
Br J Ophthal 2018;102(11):1515-1519
【目的】ふたつの異なる眼圧計;リバウンドトノメーター(RT)およびゴールドマン眼圧計(GAT)での眼圧測定時瞼を手で開く行為(LM)の影響について調査
【対象と方法】
・POAG患者103名、3つの方法で眼圧測定;①LMしてRT、②LMせず(瞼を触らず)RT、③GATで測定(必要時は手で瞼を開ける)*順番はランダムに決定
・上-下眼瞼の瞼裂幅を計測
【結果】
・③群の平均眼圧(13.97mmHg)は、②群の眼圧(13.75mmHg)と有意差ないが、①群の平均眼圧(15.21mmHg)より有意に低値
・Bland-Altman plotでは、①群の眼圧は②③群のそれより高く評価(それぞれ1.5および1.2mmHg)
・高眼圧(>20mmHg)の例では、②群は③群より有意に低値(P<0.001)
・瞼裂幅が狭い(<7mm)34例では、①群は③群よりさらに眼圧が過大評価(P=0.014)
【結論】RTでは、瞼を手で開いて測定すると眼圧が有意に過大評価される。瞼裂幅が狭い症例ではさらに強調される。一方、瞼を触らずRTで測定した場合はGATと良好な相関を示した。(MK)