Diagnostic value of ganglion cell-inner plexiform layer for early detection of ethambutol-induced optic neuropathy
Ju-Yeun Lee, et al (Korea)
Br J Ophthalmol 103(3): 379-384, 2019
EBはRGC障害性がありとくに小口径のpapillomacular bundle axonに作用する。ミトコンドリアの機能不全により軸索輸送障害が生じるのではないかと考えられている。これまでEONでpRNFLとmGCIPLが傷害されるという報告はあるが、初期の診断に使えるか検討。
3週間以内に発症した15例28眼のEB視神経症(Ethambutol-induced optic neuropathy(EON))と53例100眼の正常コントロールを比較。CirrusSD-OCTで測定したpRNFLとmGCIPL厚をAU-ROC曲線と感度を検討した。
EON群:平均年齢61.4±14.5(34-81)歳、女性が60%、症状出現から受診まで平均8.9±5.6(1-17)日、初診時の矯正視力は有意に悪い(LogMAR:0.49±1.54)、
OCT測定値:
平均mGCIPL thickness 73.5±12.4 µm (EON) vs 83.7±5.3 µm (control), (p<0.001).
検出能力:
すべてのmGCIPLと下方以外のpRNFL、でAUROCは0.5以上となったが、mGCIPL特にminimum thicknessのAUROCが最大で0.863であった。
初期のEONではmGCIPL、特にその最小値が診断能力が高い(MM)