Intravitreal injection of a Rho-kinase inhibitor (fasudil) combined with bevacizumab versus bevacizumab monotherapy for diabetic macular oedema: a pilot randomised clinical trial
H Ahmadieh, et al. (Iran)
Br J Ophthalmol 2019;103(5):922-927
【対象と方法】
44眼のDME患者を前向きランダムに割付け;①アバスチン(1.25mg)単独、②アバスチン(1.25mg)とROCK阻害剤fasudil(50μM/L)硝子体注射の併用、ともに月1回で3回投与
【結果】
・3M後の視力は両群とも有意に改善、ただし6M後も有意な改善が続いたのは②併用療法群のみ
・3M後、6M後ともに視力改善度は②併用療法群が有意に良好
・6M後の視力改善(>15文字):①単独群10%、②併用群54.5%
・①単独群では3→6Mで視力悪化するも②併用群では悪化みられず
・中心部網膜厚も3M後は両群ともに有意に改善も、6M後は②併用群のみ有意な改善
【結論】
ROCK阻害剤を硝子体に追加投与することで、DME患者への抗VEGF剤の効果を強めて長引かせることが出来るかもしれない(MK)