Comparison of various surgical techniques for optic disc pit maculopathy: vitrectomy with internal limiting membran (ILM) peeling alone versus inverted ILM flap ‘plug’ versus autologous scleral ‘plug’.
Babu N et al(India)
Brit J Ophthalmol 104(11): 1567-1572, 2020
・23例の視神経乳頭ピット黄斑症(ODP-M)に対して、内境界膜剥離のみのGrp1(8例)、翻転内境界膜で蓋をしたGrp2(7例)、自己強膜で蓋をしたGrp3(8例)の3群に分け、手術結果を検討した。
・手術前の状況には3群に差はなかった。
・術後、全ての群で中心窩厚と網膜下液SRFは減少した(p<0.05)。
・完全な解剖学的復位はGrp1,2,3で、25.0%、85.7%、87.5%、視機能改善は12.5%、28.6%、12.5%であった。
・Grp2の1眼は術後1ヶ月目に全層黄斑円孔となった。
・翻転内境界膜であっても強膜であっても、ピットに蓋をすることは有効であった。
・手術方法は全例でSF6ガス置換を行い、1週間のうつ伏せ姿勢をとった。
・Grp2では乳頭耳側のILMをdiamond-dust membrane scraper(DDMS)を使用して翻転させた。
・Grp3では1x1mmの強膜表層を25Gトロカールを23Gに変えて硝子体内へ移動させ、DDMSを用いてピット部に蓋をした。(TY)