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British Journal of Ophthalmology

2006
90巻

シェーグレン症候群に対するピロカルピン治療

British Journal of Ophthalmology 90巻(2号)2006

Conjunctival epithelium improvement after systemic pilocarpine in patients with Sjogren’s syndrome.
Aragona P et al(Italy)
Brit J Ophthalmol 90(2):166-70,2006
・15名のShogren症侯群患者で検討
・2ヵ月間、ピロカルピンを内服し、1ヵ月後(T1)、2ヵ月後(T2)、中止後2週間後(T3)に検査
・全身、眼科所見、BUT、角膜染色、シルマーテスト、結膜imprintingを行なった
・結膜imprintingでの goblet細胞数の変化
1.6±0.6(T1)、0.6±0.7(T0)、T1でT0より増加 p=0.025。
5.1±1.7(T2)、T0,T1よりT2で増加 p<0.001。
1.9±1.1(T3)、T3ではT2より減少 p<0.001。
・口渇感、目の異物感はT1,T2で改善した。BUTはT2で有意に改善
・ピロカルピン内服は涙の分泌とは無関係にgoblet細胞の増加、結膜上皮の改善が得られる

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