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British Journal of Ophthalmology

2020
104巻

従来の白内障手術とフェムトセカンドレーザーを使用した白内障手術の間の角膜内皮細胞密度と中心角膜の厚さの変化の比較

British Journal of Ophthalmology 104巻(2号)2020

Comparison of changes in corneal endothelial cell density and central corneal thickness between conventional and femtosecond laser-assisted cataract surgery: a randomised, controlled clinical trial
Daliya Dzhaber, et al. et al. (US-MD)
Br J Ophthalmol. 2020;104(2):225-229.
目的:従来の水晶体超音波乳化吸引術(CPSグループ)とフェムトセカンドレーザーを使用した白内障手術(FLACSグループ)術後の内皮細胞密度(ECD)と中心角膜の厚さ(CCT)の変化を比較した。
対象と方法:67人の患者の134眼、平均年齢は68.3±9.1歳(範囲33〜88歳)、無作為に片眼をFLACS、もう片眼をCPSとした。
結果:ECDは、術後1か月ではFLACSおよびCPSグループでそれぞれ2370±580 cells / mm2、2467±564 cells / mm2(p = 0.18)、術後3か月ではそれぞれ2374±527 cells / mm2、2433±526 cells / mm2(p = 0.19)で有意差はなかった。また、2つのグループ間の平均CCT値に有意差はなかった(p> 0.05)。
I/Aの平均時間はFLACSグループで有意に長く、全体的に手術時間は長くなった。この理由は、フェムトセカンドレーザーよって引き起こされる熱効果のために、皮質が強く張り付いているためと考えられる。
結論:ECDおよびCCTの変化は、3か月のフォローアップ期間中、FLACSグループとCPSグループ間で有意差はなかった。(CH)

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