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British Journal of Ophthalmology

2007
91巻

DM黄斑症に対するグリッド凝固前のケナコルト治療の有効性

British Journal of Ophthalmology 91巻(4号)2007

Pretreatment of posterior subtenon injection of triamcinolone acetonide has beneficial effects for grid pattern photooagulation against diffuse diabetic macular oedema.
Shimura M et al(東北大)
Brit J Ophthalmol 91(4): 449-54, 2007
・瀰漫性糖尿病黄斑浮腫(DDME)に対するレーザーグリッド光凝固(G-PC)の前にトリアムシノロン(TA)のテノン嚢下注入が有効かどうかを検討した。
・DDMEの37例42眼に対し、21眼はG-PCの1週間前にTA注入を受け、21眼をコントロールとした。
・検討項目は視力(VA)、中心窩厚(FT)、ハンフリーの30-2でのMD、光凝固強度である。
・TA群ではFT,VAは上昇し、G-PC後も24週後までは良好であったが、非TA群ではG-PC後に一過性のFT,VA悪化を来たし、その後、徐々にFT,VAともに上昇した。
・24週後ではTA群ではコントロール群よりHPのMDは良好であり、G-PCに要したレーザーパワーは少なかった

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